せとるこの日々

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放射線治療5週目後半

月曜日に「乳首の皮がむけて痛いです」、と言ったら、放射線照射後、診察があり、ベトネベートとヘパリンの塗り薬が処方された。
おおー、これは顔にも使えるではないか、と喜んで胸と顔とついでに爪に塗った。

月曜日の夜になり、左脇も痛み出した。
塗り薬があるので、すぐ塗った。

火曜日の照射後は、看護師さんから放射線治療が終わってからの説明を受けた。
「2週間くらいは安静にして、照射した左脇は擦れるから、あまり動かさないようにして下さい。」
とのことだった。
私は働いていないからいいけど、働いている人はどうしているのだろう。
放射線治療後もななかなか面倒ではないか。

水曜日は25回目、最終の照射日だった。
この日の担当は、コブクロの小渕君風技師さんとミニ黒田君だった。
5週目はこのコンビの日が多かった。
「最後ですから、しっかり照射していきましょう。」
小渕君が嬉しそうに言った。
「最後ですねえ。」
ミニ黒田君も看護師さんも声をかけてくれた。

最後に涙が出るかな、と思っていたが、怒涛の病院通いが落ち着く、とのスッキリした思いが強く、涙は出なかった。
放射線科の先生の診察を受け、
「お世話になりました。」
と、先生と看護師さんと技師さんに挨拶をして放射線治療室を出た。

放射線最終日に、「放射線治療終了おめでとう」ということで、病院のカフェでケーキセットを食べるぞ!と思っていたが、体がフラフラになっていたので、そのまま家路に着いた。

抗がん剤に続いて放射線治療も終わった。
ホッとした。