せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

細く長いお付き合い

私は友達が少ない。
数少ない友人達は遠方に住んでいる。
その友人達はみんなマイペースだ。

9月の半ばにトルコ人の友人が10月に日本に遊びに来ると連絡があった。
多分今年初めての連絡だ。

何年か前まではラマダン明けに『おめでとうー!』なんてメッセージを送りあっていたが、ここ数年はそれさえもしなくなった。
お互い年を取ったんだろうなあ。

その友人は各地に友達がいるので、
『時間があったら名古屋においで。
来られなかったらこちらからいるところに会いに行くよ。』
と返事を出した。

それから連絡はなく、トルコを出る前にメールが来た。
『明日飛行機に乗るけど、いつなら都合がいい?
友達も一緒にいくことになりました。だからホテルに泊まる。』
どうやらはっきりした計画を立てていないようだった。

『名古屋に来るなら土、日がいいなあ。』
と返事を出した。
その後、連絡は無かった。

2週間の滞在だと聞いていたので、予定を知りたかったが、本人に聞いてもはっきりしないようだったので、友人の日本人の友人に日程を訪ねてみた。
『彼らが明後日以降のことを決めないのはご存じですよね。』
と返事がきた。
うう、バックパッカー時代の私のようだ。

それでも、この友人の友人が連絡をくれ、28、29の土、日で名古屋に来る予定だと知ることができた。

前日にも友人からの連絡はなく、友人の友人から27日は長野滞在だと聞いていたので、28日の朝特急に乗って昼くらいに名古屋着かな?と思っていた。

28日の朝、ダラダラしているとメッセージが届いた。
『名古屋にいます。いつ会える?』

あれー?
すぐ電話をした。
『昨日の夜名古屋に着いて、ホテルが見つからなくて、夜中の2時まで探してたんだ。
今日チェックアウトする。
あなたの家の近くの方が安くていいホテルがあると思う。探してくれないか?』
前夜に私に電話するのは気を遣ったようだ。
私に気を遣うくらいならホテルを決めておこうよ。

『私の家に来る?』と提案したが、『2人だから行かない。ホテルがいい。』と言う。
急いで近くのホテルの空いている部屋を探した。
さすが田舎だ。土曜当日の部屋が空いていた。(残り3部屋だったが。)

で、名古屋まで迎えに行って、名古屋観光をした。
製造終了したセイコーの時計が欲しいというので、中古品屋巡りを主にした。
ネットで見ても『在庫なし』だったから、見つからないだろうと思ったが、やっぱり見つからなかった。
もっと早くに伝えてくれればもう少しお店や品物を調べることをしたんだが、言うのが会ってからだからなあ。

2日間名古屋で散歩をして彼らは東京へ行った。
あっという間だった。
友人に会うのは4年ぶり。
名古屋で会ったのは10年以上ぶり。
20年以上前からの友人だ。
こういう細くて長いお付き合いが続くといいな。