せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

出張買取

我が家のガス・電気・水道を止めたじーちゃんのじーちゃんが建てた古い方の家は物置と化している。
今年は気合いを入れて、粗大ゴミの処分をしている。
毎月有料の自治体の粗大ゴミ収集に1,2点出している。
結構スッキリした。

古い家には母の家から持ってきたビクターのコンポとじーちゃんが使っていたパナソニックのステレオセットが残っていた。
両方とも昭和の終わりごろのものだ。
これらは粗大ゴミだと1点にならず何点かに分かれるようだった。
ヤフオクを見ると、同じものが安価で落札されている。

もしかして売れるかもしれない、と出張買取で見積もってもらうことにした。
音はまだ出る。
ネットで見つけた会社2軒にメールで見積もりを依頼して早く返信があった会社に来てもらうことにした。

コンポとステレオの品番を書いて送ったら、見てからの査定になると言われた。
他にレコードやブランド物や貴金属も買取できます、とのことだった。
なので、レコードやブランド物や貴金属も用意した。

当日は物腰の柔らかいお兄さんが見積もりに来た。

出張買取は今年の1月に母の着物を見てもらうのに初めて利用した。
母の着物は20枚弱あった。
高級そうなものは無かったが、着物の素人の私はよくわからなかったので、査定してもらうことにした。
やっぱりいいものは無かったようで、3枚が1000円になり、他は引き取ってもらえなかった。
「もしかして売れるものかもしれない」という思いも払拭でき、残った着物は処分した。
査定は15分くらいで終わった。

今回の査定も15分くらいで終わるかと思っていたら、1時間以上かかった。
査定を始めるときに「特に立ち合いは必要ありませんので。」と言われたので、居間でテレビを見て待っていた。

途中、部屋をのぞいた時に手袋をして丁寧に査定している姿が見えた。
もっとさっさと終わるものだと思っていたので、以外だった。

で、1時間20分くらいたって、査定結果を聞くことになった。
コンポとステレオは引き取りできないらしい。あれ?
で、カバンと楽器と指輪と機械工具で6000円になった。

出張買取屋さんが帰った後に残されたコンポとステレオを見て、戦いに負けた気分がした。
旦那がまだ諦めきれないようで、「他に聞いてみよう」と言った。

検索したらオーディオ専門の出張買取を見つけた。
品番を書いて問い合わせを送った。
すると『申し訳ありませんがこちらの型番は取り扱っておりません。』との返事が来た。

なんだ、30~40年前の大衆向けのオーディオは価値が無くなってるんじゃないか。
諦めがついた。

考えた結果、年内に50キロ1000円で処分できる廃棄物処理施設に持っていくことにした。