せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

ちょっと困った実家の母

実家の母は、名古屋で独り暮らしをしている。
去年の夏に「間質性肺炎」という病気の診断を受けた。
原因不明だったら難病指定になるらしいが、母のは膠原病が原因とのことだった。
 
それで、母は「もう駄目ー!」とプチパニックになっていた。
私は間質性肺炎の資料を色々送って、余程の事が無い限りすぐどうこうなる病気ではないことを伝えた。
それでも母はなかなか病気を受け入れられないでいた。
 
そんな時、私が乳がんになった。
母の中では、乳がん間質性肺炎だったようで、母は落ち着いた。
母を黙らせることが出来たので、この時は、乳がんになって良かったと思った。
 
そんな母はクーラーを嫌い、家にエアコンを付けていない。
連日テレビで猛暑と報道される名古屋でエアコンなしで過ごすとは無茶ではないだろうか。
 
前は月1回くらいの電話だったのを、今は週1回にして無事を確認している。
 
今まで、
「クーラー買ってあげるから、クーラー付けて。」
と何度か言ったものの、
「嫌いだから、いらない。」
と言う。
 
「さすがに今年はキツいわ。」
と、母が言ったので、
「クーラー手配するよ。」
と、私がすかさず言った。
「取り付けで知らない人が家に来るのが嫌だ。」と母。
なんだかよく分からない理由を言ってきた。
 
「窓用エアコンだったら、私達が取り付けられるよ。」
私が提案してみた。
「窓用エアコンはうるさいから嫌だ。」と母。
「・・・・。」
 
とりあえず、扇風機を使って水分取って脇と首に保冷剤を携帯している、と言っており、民生委員さんも近くにいて、近所付き合いもあるようなので、最悪の事態はないとは思うが、これだけ暑くてどうしてクーラーを付けないのかよく分からない。
 
最近は間質性肺炎も落ち着いているようで、電話をすると、「今、部屋は35度。」と嬉しそうに報告してくれる。
温湿度計は私が贈ったものだが、35度を自慢してもらうためではなく、適度な温度で過ごしてもらう目安にするために贈ったものなんだが。
 
早く猛暑が過ぎてくれるか、母がエアコンを取り付ける決心をしてくれるかのどちらかを心から祈っている。