せとるこの日々

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じーちゃんとショートステイ

毎週土曜日、じーちゃんをかかりつけ医に連れて行き、点滴を打って薬を貰って帰ってくる。
昨日、そのかかりつけ医で顔なじみの看護師さんに2ヶ月ぶりに会った。
シフトの関係だったのか、久しぶりだった。
看護師さんが私に「(乳がんの)治療終わった?」と聞いた。
私「放射線治療まで終わりました。」
看護師さん「良かったねえ。」
笑顔で報告できるようになって良かった。

私が抗がん剤でヘロヘロになっている時、
「体がツラかったら、お義父さんをショートステイに預けてみたら?」
と、その看護師さんは助言してくれた。
横にじーちゃんがいたので、
「お泊り(ショートステイ)行ってみる?」
と聞いてみた。
すると、じーちゃんはとても悲しそうな顔をしてうつむいた。
「行かなかんか?(行かなきゃダメか?)」
じーちゃんは言った。

じーちゃんとデイサービスで仲のいい人は、家庭の都合でショートステイばかりさせられているらしい。
その話を聞いていて、じーちゃんは「ショートステイ=見捨てられる」と思っているようだ。
今までもケアマネさんが「お泊り行ってみますか?」と聞くと、悲しそうな顔をしてうつむいていた。
私としては、1年に1回くらい行ってくれると助かるのだが、悲しそうな顔をして拒否しているので無理強いはできない。
今回もショートステイは頼めなかった。

でも、じーちゃんの悲しそうな顔をしてうつむく姿はかわいいので、1年に1回くらいはショートステイを勧めたいと思う。