今年は大河ドラマ『青天を衝け』にハマった。
勉強不足で、登場人物や役者さんを多々存じ上げなかったが、みなさん魅力的で、ミーハーな私にも分かりやすく、毎回、泣いて笑って楽しませてもらっている。
銀行を作った人、くらいしか知らなかった渋沢栄一について知ることも出来た。
物語が始まって先が知りたい私は登場人物についてネット検索した。
その中で栄一のいとこの渋沢喜作という人が五稜郭まで行って、その後投機で失敗したということを初めて知った。
なんてロックな人生なんだ、と思った。
なので、喜作の描かれ方にも少し興味を持った。
コロナ禍やオリンピックで回数が減ったとかで、喜作のこともサラッとで終わった。
でも、いいお爺さんになって、穏やかな老後を送ったようで、よかった。
大変だったろうが、楽しい人生だったろうな。
前回、徳川慶喜が「楽しかった。」と人生を振り返って言った。
大変だったけど、最後に楽しいって言えるのはいいな。
『青天を衝け』は、映像や音楽もすべてが素敵で良質なドラマだと思う。
2年前はほぼ1年映画『ボヘミアン・ラプソディ』にハマった。
今年はほぼ1年大河ドラマ『青天を衝け』にハマった。
楽しいなあ。ミーハーだなあ。
若い時に『青天を衝け』を観たら、
「よし、世のため、人のためになる実業家になるぞ!」
と単純な私は意気込んでいたかもしれない。
(数日後には「あ、才能無かったっけ。」と気づくのが一連の流れ。)
だが、50歳過ぎて観ると、
「いいもの観させていただいた。冥途の土産になるわあ。」
と思うのだった。年を取ったんだな。
東京と埼玉には期間限定の大河ドラマ館というものがあるらしい。
コロナ禍ということで行くことを控えていたが、若い頃だったら、先月の感染者数がぐっと減った時期に、大河ドラマ館に駆け付けたことだろう。
先月行かなかったということは、年を取ったからだろうな。
明日は最終回を迎える。
今年ずっと楽しませてもらったドラマに感謝しつつ、明日は姿勢を正して見届けようと思う。