せとるこの日々

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忌明け

8月の後半、五七日(いつなのか)法要をした。
そこで、じーちゃんの生前の罪状を閻魔大王が調べ、翌週の六七日(むなのか)法要で変成王に生まれ変わる条件を与えられた。

9月に入って最初の日曜日に七七日(なななのか、四十九日)法要をした。
泰山王が『天道・人間道・修羅道畜生道・餓鬼道・地獄道』の六つの世界の中からじーちゃんの行く先を選ぶらしい。
じーちゃんならいい世界に行けるだろう。

七日毎の法要があることも、法要の意味も今回初めて知った。
結構忙しかった。

真夏だったので、供花がすぐ傷んで、この数週間は供花を生けてばかりいた。まあ、これもいい思い出かな。

四十九日法要は菩提寺で行った。
焼香の合図がおっさまから無かったので、一人も焼香せずにお経が終わってしまった。
「あれ?焼香してない?」
と、終わってからおっさまが気付き、静かな中、急いで順番にお焼香をした。

2基ある墓石の左側の墓石に納骨をした後に、
「あ、こっちにも入れるんだった。」
と、おっさまが言って急いで右側の墓石にも遺骨の一部を納骨した。

笑いのある四十九日となった。
ありがたいことに天気も良かった。

お斎が終わり、家に帰って四十九日まで使う後飾り祭壇を片付けた。
この1ヶ月ちょっと毎日じーちゃんの写真に話し掛け、おぶくさんを供え、花を供え、色々構っていた後飾り祭壇が無くなると少し寂しくなった。

そのことを旦那に言ったら、
「また後飾り祭壇組み立てればいいじゃん。」
と冗談で言った。

いやいや、もうじーちゃんは次の世界へ行ったんだし後飾り祭壇はいらんだろう。
迷わずにいい世界に行けるといいな。