せとるこの日々

更年期 ああ更年期 更年期

縁あっておとうさん

今週のお題「お父さん」
私が周りの人に「じーちゃん」と言っている人は旦那のお父さんだ。
88歳だし、孫が3人(亡きお義姉さんの娘が3人)いるので、世間的にはじーちゃんだな。

本人に呼び掛けるときは「お義父さん」と呼んでいる。

お義父さんは元々シャイな人で、私が嫁いできた時には庭仕事ばかりしてそうベラベラ話す人では無かった。
お義母さんはすでに他界していて10数年、家事をお義父さんがやっていたらしい。

私が家事をやるようになって、やることが激減してしまったお義父さんは認知症になってしまった。(と私は思っている。)

認知症になったばかりの頃は一気に症状が出て、私も動揺した。
旦那が非協力的だったため、私はキレて1週間程家出をした。

家に帰ると、お義父さんは大泣きした。
「どこ行っとったー!息子は何も教えてくれんし、あんたはおらんし、わーん!」
子供の様に大泣きした。

それを見て、お義父さんの最期までは一緒にいよう、と思った。
旦那も協力してくれるようになった。

認知症になってから、お義父さんとはよく話すようになった。
初めて会う人には「本当の親子かと思った。」と言われるくらい仲はいい。

すぐ弱音を吐いて甘えるお義父さんはイラッとする時もあるがかわいい。

そんなお義父さんは今療養型病院に入院している。
今年に入って一気に認知症の症状が進んで、先月は脳梗塞になった。

最近のブログは9割方お義父さんのことを書いている。
書いて頭と心の整理をしている。

縁あって義理の娘になったが、お義父さんのことは大好きだ。

元気で長生きして欲しい、なんて今は言えない。
苦しくない日々を送って欲しい、とだけ思っている。