最近、職場での昼休憩はみんなが会話を控えている。
お弁当を食べた後は休憩室でスマホをいじっている。
数日前にメールチェックをしていたら、上記のメールを見つけた。
新生銀行の口座はあるが、もう何年も使っていない。
残高も少ししかないはずだ。
”取引があった”ということは誰かが入金でもしたのか?
ずっと使っていなかったから、誰かがオレオレ詐欺の振込口座として使ったのか?
なんて思った。
で、そこに書いてあるアドレスをクリックした。
IDとパスワードを記入するページになった。
何年も使っていないから、IDもパスワードも家に帰らなければ分からない。
”IDとパスワードを忘れた方はこちらをクリック”
という欄があったので、クリックした。
だが、反応がない。
同じところを3度くらいクリックして反応が無かったところで昼休憩が終わった。
しばらくしてふわっと「あれ、さっきのってフィッシング詐欺のメールか?」という考えが浮かんだ。
3時の休憩で”新生銀行 利用確認”で検索したら、
『そのメールは偽物です!』
という検索結果が出てきた。
ああ、そうだったのか。
家に帰って新生銀行の口座の確認をした。
最後にログインしたのは4年前。ははは。
もちろんこの4年は取引が無かった。
いつもはこういった身に覚えのないメールは開けずに削除しているが、何故今回は開けてその先まで進んでしまったのか。
アマゾンを語った詐欺メールは何度かあるので、
「問題ありませんよー。」
と言いながら毎回削除している。
新生銀行を語った詐欺メールは初めてだった。
しかも最近、新生銀行のあの口座はどうなっているかなあ、なんて思っていた。
で、お昼ご飯を食べてボーっとしていた。
これらの要因が重なってクリックしてしまったのかな。
IDとパスワードが分からなくて良かった。
自分は大丈夫、と思っていたが、気付かずにクリックしてしまうこともあるんだなあ、と学習した。
これからは気を付けよう。